第一話完結編である。
※ちなみに、ちらっと疑問に思った人もいるかもしれないが福島の前に付いている(北)とはなんだろうか。
これは東北本線を意味する(北)である。決して福島市内の駅に乗り降り可能というわけではない。南福島に行くのにも東福島に行くのにも別途切符が必要になるということだ。
簡潔にまとめると、福島駅は同様の駅名が大阪にもある。環状線福島駅だ。それを区別するために付いているマークのようなものである。ちなみに環状線は(環)である。そのままかよ。
ただ、(北)福島→(環)福島となる切符は基本的には買えない。何故か。
それは(環)福島さんはある程度の距離を超えると大阪市内の枠に収まってしまうからである。悲しい特定都市の定めである。まああくまで基本的になので、出来ないことはなくは無いのだが…※
17:52着 新庄駅 途中下車
というわけで割と短い時間陸羽西線に揺られ、新庄までやってきた。ホームには鳴子温泉行きや山形行きの在来線が停車をしていた…
ちなみに、どちらに乗ってもその日のうちに福島に帰ることは出来るのである。が、そうしなかった。
朝6時より前から動き出している、私の体力はかなり限界に近かった。というよりは精神的に結構きていたのである。
福島までは新庄からつばさで帰ろう…その決断をした。
のは新潟駅である。
その時点で他ルートがありながらすっぱりと私は帰ることを優先させたのである。勘弁してほしい。払い戻しの手数料は、払いたく無い。(いや。まあ区間変更すればいいだけの話なのであるが。)
というわけで新庄駅周辺をぶらぶらしようとした。
したのだが、本当に何も無い。致命的なほどに。
前回来た時もこんなだったろうか。遅い時間だからこそより何十倍も寂しさを感じる。
駅前の通りではスピーカーから流れる音楽がより荒廃感を醸しだしていた。
20分ほど周囲をぶらついたのだが、あ、ここに転勤になったら本気で無理だ。と感じるレベルに何も無かった。その証拠が写真だ。
データフォルダを見るとなにも写真を撮っていない。唯一あったのがこの新庄駅の写真だ。
ちなみに駅の中にはピザ屋さんもあった。しかしガラガラ。非常に暇を持て余しているようであった。普段はそんなものでは無いのだろうが…
繁華街という、繁華街も感じられなかった。歩いているところが間違っているのか?と思ってしまうほどに何もない。喜多方レベルである。
…新幹線が、止まる駅なのにこの寂しさはなんとも言えないのである。名物も調べたがこれといって無かった。最上川しか無かった。大丈夫だ、それはすでに車窓から見てしまった。
それにも関わらず、ビジネスマンや学生は一定数いるものだなと、感じた。さらに、車通りはある程度あったのだ。やはり車がないとこの辺りはまともに行動さえ出来ないものなのかと思ってしまった。新庄の人には大変申しわけないのだが。
ちなみに、帰ってから会社の山形出身の同期に話したところ、あそこはマジで何もないよー、とのことだった。悲しいぜ、新庄。
することも無かったので、早めに入線していたつばさ号で暇を潰すことにした。
18:43発 山形新幹線 上り 東京行き
20分ほど前には乗車口に向かっていたが、すでに車両に、乗り込むことが出来た。
そして、ここから全ての写真の記録がない。よほど疲れていたのか知らないが、車内の写真なども全く無かった。
最終目的地の福島までは、うつらうつらしながら、最後の新庄の荒廃感を胸にぼーっとしていた。
ちなみにこのつばさは山形新幹線内福島までは各駅に停車する。非常に遅い。
20:48着 福島駅 旅行終了
長い1日が終わった。ただ、喜多方にラーメンを食べに行くつもりだったのがここまで長引いてしまった。
が、やはり鉄道の旅は良いものだ。腰は痛くなるし精神的にも途中から辛くなってくるが、車窓であったりそれぞれの土地の風景を楽しむことができる。
ぜひ、暇な方は同じルートでも通ってほしい。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
次回は
【第二話】思考の停止は4度奥羽山脈を越えるに至る
です。よろしければどうぞ。
今回の駅メモ成果!
今回のメモリールートID
u6xf26mn
私の電友ID
VPPJTI1280
#駅メモ #鉄道 #旅行 #喜多方 #新潟 #JR東日本 #鉄旅
よろしければどうぞ!
第一話 完