という訳で2日目(最終日)である。
羽越本線の朝は早い。朝5時には起きなければならなかった。
身支度を済ませ、名残惜しいが朝食を食べずにチェックアウトをする。
どこのお店もやっていない。やっているのはコンビニだ。秋田駅周辺にはコンビニと東口のネットカフェくらいしか24時間営業の店はない…はずだ。あと末廣ラーメンか?
とにもかくにも暗いのである。このビルは緑屋。昔はアニメイトが入っていて、オンボロエレベーターで良く最上階まで上がったものだ。
この古さで現役だという。改築するつもりはないのだろうか。駅前の一等地だ。
少し目を左にやるとこの有様である。駅から徒歩2分。この先に進んでも結婚式場と大学くらいしか無い。そこがいいところなのだが。
駅前のバスターミナルは非常に映える。
綺麗に整備されている。こんな時間からバスに乗るやつなど秋田港に行く輩を除いていないだろう。
なぜか私が写真を撮る瞬間は英語表記になってしまう。
上が先発かと思うが、乗るのは2番線の酒田行き。こちらの方が先発する。
5:36 羽越本線上り 普通 酒田行 524M
乗車するのは右側の車両だ。左側には男鹿線の車両が停車していた。うっすらとなまはげが見えるのがお分かりだろうか。
ちなみになまはげは、男鹿半島とその周辺地域で年末に行われる行事のことである。決して年中秋田のあちこちでやっているわけではない。
このことを話すと大抵驚かれる。まあ確かに駅前の居酒屋には毎日いるのだが…
車内は安心と信頼のロングシート。あまり乗客はいなかった。
発車して少し経つと海が遠目に見えてくる。
こんなに海が近いのだからそりゃ冬場はよく止まるわけだ。
ちなみに羽越本線はいなほで新潟まで行った際に乗り通しているので省略する。
途中駅からちょいちょい通学客が乗車してきた。
なお終点の酒田には7時32分の到着。この次の列車が8時44分到着だから、もし酒田まで通う強者がいれば、この電車を逃すわけにはいかないだろう。そんなやついるのか。
6:22 羽後本荘駅到着 途中下車
そういえば酒田までは行かない。何度も言うが今回の目的は秋田の駅全制覇である。無駄な時間などない。(いや、最終的に余まくったのだが)
ある程度の客はこの駅で下車。しかし乗る人も一定数はいることを見ると通学の足になっていることがよく分かる。
羽後本庄駅はリニューアル工事中ということで、仮の駅舎だった。確かに昔一回来たときはもっと古い感じだった。綺麗になったらまた行ってみたいものだ。この駅が最寄りの友達もいる。
今回は平日かつ朝早かったのでそれはスルーである。
少し周辺を散策してみた。何もない。新庄レベルに何もない。
逆側にはどうやって出るのだろうと思いながら近くの踏切までやってきた。
上が青森方、下が新津方である。
ローソンでお茶を購入し、次へ向かうとしよう。
そうそう、羽後本庄駅で途中下車した理由はもうお分かりの方もいると思うが
4番線にこっそりと止まっている一両の小さい車両である。このサイズで乗れるのか?と疑問に思った。
車内はとても綺麗な感じでボックスシートやベンチシートなど様々な種類の席があった。
ソファーのシートや
通常のボックスシートにはテーブルも付いている。
カウンターシートはけつが痛くなりそうな素材で出来ていた。
横から見たボックスシート
席数はめちゃくちゃ少ない。この時間にこの車両で運用する意味はちょっと、いやかなり分からない。
でも、楽しく乗れたから問題はない。
きっぷは硬券だ。今回はすぐ帰るので往復乗車券で購入した。乗車時は改札係員に穴を開けてもらう。
田舎の道をコトコトと走る。これぞローカル線である。こういった雰囲気を楽しみたい方は是非乗ってみるといい。東京からのアクセスはとてつもなく悪いが。まあそれもいいだろう。
途中駅から通学客が乗車し、気づいたら満席になっていた。普段は使わない私がいるとはいえ、明らかに車両の運用ミスだろ…と思った
実際は前の日に何かあったのかもしれないし強くは言えないが。
7:34 矢島駅到着 途中下車
下車する際に通学客に混じって列車からすーっと降りたら、運転手に止められた。切符を見せてくれとのこと。矢島駅には駅員おらんのか?
そこで往復乗車券を回収されそうになった、危ねぇ。まあこんな時間にそんな切符で乗っている私も悪いのだが…
矢島駅は思っていた以上にしっかりした駅舎だった。
ただ、これと言って感想があるわけではないのだが…
旅行センターなどいろいろ併設しており、会議室もあるようだ。
次の列車は7時46分発。これを逃すと9時40分まで無い。わずか10分程度だが、周辺を散策するとしよう…
つづく
今回の駅メモ成果!
由利高原鉄道コンプリート!
残るは廃駅と北上線のみ!
次回、究極のルートを選択する……
私の電友ID
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