奥羽山脈(おううさんみゃく)をご存知だろうか
そう、東北地方の真ん中をぶった切るようにある山岳地帯である。
幾度も台風から秋田と山形を救ってきた神々しい存在である。
中には歩いて越えていく猛者もいるだろうが、やはり基本的には電車か車であろう。
今回はそんな奥羽山脈に鉄道で戦いを挑んだ際の記録だ。
今回のスタートは仙台駅…というわけではない。
前回同様福島駅からのスタートなのだが、福島仙台間で在来線を使うのもアホらしかったので新幹線で移動してしまったのだ。
しっかりとここからは在来線で移動をしていく。
その前に朝ごはんを食べていなかったことを思い出し、中で蕎麦を食べた。駅そばだ。
そば自体が美味いかと言われるとそんなことはないのだが、気持ち的には美味しかった。いや確かに出汁は美味いのだが。
8:01発 東北本線下り 一ノ関行
折り返し運転の電車が到着である。
先頭車両を見て、もしかしたらボックスシートもある車両なのか?と思った。
しかしどうやら様子がおかしい。前と後ろを切り離すとのこと。
当然の結末であろうか、ロングシートである。
車両の運用に勝つことは出来ない。
しかし、ここにボックスシートが無い場合、盛岡までロングシートはほぼ確定である。ロングシートが嫌という訳ではないし、ボックスシートでもボックスシートには別にそこまで座りたい、という訳でもない。そこは気持ちである。
途中の小牛田では18分の停車があった。乗務員もここで交代があった。外に出ようとも思ったが動くのが面倒だったのでやめた。
9:51着 一ノ関駅 途中下車
なんともまあ…平泉を前面に押し出していることでしょうか。まあ仕方はない。他に何かあるわけでもないのだから。
ちなみに一ノ関駅はSuicaの利用が可能だ。平泉もSuica利用は可能だ。利用者が多い駅の特殊扱いだと聞いたことがある。
時間も少しあったのでぶらついてみた。程よく田舎なのだが、割とお店はちゃんとある。暮らす分には困らなさそうではある。
…新庄とは大違いだなとは口にも出してはいけない。
在来線は大体1時間に一本であるし、新幹線も多くて1時間に二本あるかというところだ。
こちらは西口だ。比較的こざっぱりはしているが、観光案内所やお土産屋などもあった。やはり腐っても新幹線の駅である。…違うな。比較的利用客数が多いと思われる駅である。
西口から新幹線に乗る際は乗車券を通して進む。奥には新幹線改札があった。こちらも結構だだっ広いしお弁当屋もある。ただ、写真はこの時は撮り忘れた。
在来線ホームへは跨線橋を渡っての移動だった。
降りると幼稚園児が遠足に行くのだろうか、列を作って並んでいた。平泉に行くのだろうかと考えながら停車中の列車を見てみる。
写真を撮っている時に乗務員からじっと見られた。私はオタクの方じゃないですよーとこそこそしながらその場から離れていった。そんなことはきっとどうでも良いのだろう。
乗る前から見えていたがやはりロングシートである。寝れそうな感じもしたが流石にそこは辞退した。そんなことしたら炎上しかねない。
10:20発 東北本線下り 盛岡行
序盤なのだがロングシート連続によってなかなか疲れてきているがまだまだ先は長い。
途中、平泉を通過したがそんなに降りる人はいなかったがやはり外国人は多かった。英語表記も多く、流石だなと感じた。
基本的には空いているのだが盛岡に近づくにつれかなり乗車する人の数は多くなっていき、盛岡駅近くでは立っている人もいた。
11:49着 盛岡駅 途中下車
次の電車は12時39分発だ。わずか50分しかない。
その間にどうしてもやりたいことが2つあった。
一つはトイレ。お腹の限界は結構近かった。
もう一つは名物、じゃじゃ麺を食べることだ。
時間との勝負が、始まった。
つづく
今回の駅メモ成果!
岩切以北の東北本線のみが未乗だったため、今回でコンプリートである。
東北本線との戦いが、今ここに終わった。いや、使うけど。
ちなみに新利府、利府もチェックインした。レーダーは、使った。
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